オンラインカジノとFXの税金の違いは?

オンラインカジノとFXの税金の違いについてみなさんはご存知でしょうか?
まだまだ、税金に対して知らない方がたくさんいると思います。

今回はオンラインカジノとFXの税金の違いについて詳しく解説していきたいと思います。

オンラインカジノにかかる税金

 

まずは、オンラインカジノにかかる税金について解説します。

オンラインカジノに限らず競馬やパチスロなどのギャンブル全般は所得税の課税対象です。

競馬やパチスロなどのギャンブルは直接現金で支払われる為、税務署がギャンブルでの勝利金を把握できず納税を指摘される事は少ないですが、オンラインカジノは少し違います。

まずは、オンラインカジノにかかる税金について理解しましょう。

オンラインカジノの勝利金は銀行に振り込まれる

上記でも述べましたが、競馬やパチスロなどのギャンブルは直接現金で勝利金を受け取れる為、納税しなくても税務署からの指摘を受ける事はほとんどありません。

なぜなら現金で勝利金を受け取れる為、履歴が残らず税務署が把握できないからです。

しかし、オンラインカジノの場合は勝利金は銀行に振り込まれます。

銀行に振り込まれると、入出金の流れをしっかり記録されるので税務署も資金の流れを確認する事ができるので、ごまかす事ができません。

税金が発生するタイミング

オンラインカジノの所得税は、オンラインカジノで収入が出た時点で発生します。

所得税は、1年間の所得に対して発生する為、1年間で得た利益から経費を差し引いた金額が課税対象になります。

また、オンラインカジノでの勝利金の税金区分は一時所得という所得に区分されます。

オンラインカジノによる年間の利益が70万円を超えていない場合は、確定申告は不要になります。

また、オンラインカジノはギャンブルですので当然負ける事があります。

しかし、負けた分の金額は経費に算入する事ができないので注意しましょう。

FXにかかる税金

上記では、オンラインカジノにかかる税金について解説しました。

次は、FXにかかる税金について解説します。

FXでは為替差益とスワップポイントという利益を得られますが、日本の税制上、これらに対しては税金が課されるようになっています。

税率は20.315%で、内訳は所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%です。

FXにかかる税金の区分

FXでは個人の場合、株式やFXの取引で得た利益には所得税・住民税がかかります。

個人が得る所得は、所得税法上10種類に分類され、FXの為替差益やスワップポイントは雑所得の先物取引に係る雑所得等と区分されています。

また先物取引に係る雑所得等は、雑所得の中で特例的に申告分離課税となり、給与所得等他の所得と区分して、20.315%の税率がかかります。

FXで利益が得られたことなどによって、給与所得や退職所得以外の所得の年間合計が20万円を超えると、給与所得者も確定申告を行なう義務があります。

FXでは損失が出ても確定申告を行う方が良い

FXの利益の所得が年間20万円以下の給与所得者であれば、確定申告の必要はありません。

しかし、FXで損失が出た場合も確定申告を行ったほうが有利になるケースが出てきます。

なぜなら損益通算を行うことが可能だからです。

損益通算とは、一定期間内に得られた利益から損失を差し引くことで、納めるべき税金を抑えることができます。

FXで得た利益は、9分類の所得や他の雑所得とは切り離して税額が計算される申告分離課税の対象であり、FXで得た利益と9分類の所得や他の雑所得との間で損益通算する事はできません。

しかし、同じく申告分離課税の対象となっている他の金融取引と FXで得た利益は損益通算ができます。

こういった理由からFXで損失が出ても確定申告を行った方が有利に動く場合があります。

確定申告を忘れずに行いましょう

今回は、オンラインカジノとFXの税金の違いについて解説しました。

まとめるとオンラインカジノとFXは利益が出ていれば、どちらとも所得税の課税対象になります。

違いは、オンラインカジノは一時所得でFXは大きくいうと雑所得という違いです。

その違いをしっかりと把握して確定申告を忘れずに行いましょう。