スポーツベッティングをご存知でしょうか?
スポーツベッティングとは、その名の通りスポーツに賭けるという意味の言葉です。
スポーツに賭けることができるサイトを通して、合法で賭けることができるギャンブルがスポーツベッティングです。
そんなスポーツベッティングですが、賞金を獲得した場合には税金がかかるのでしょうか?
今回は、スポーツベッティングの税金についてお話します。
スポーツベッティングに税金はかかるのか?
結論からお話しすると、スポーツベッティングにより獲得した賞金は所得とみなされます。
つまり、所得には所得税といった税金がかかるため、スポーツベッティングで勝つと税金が掛かります。
所得はその性質によって10種類に分類されます。
一般的に考えると、スポーツベッティングの所得は一時所得もしくは雑所得とされることが多いと言えるでしょう。
一時所得とは?
一時所得とは、「営利を目的とする断続的行為から生じた所得以外のものであって、労務その他の役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得」のことを指します。
難しい文章ですが、つまりどういうことかというと、「パチンコや競馬の払戻金」「懸賞や福引きの賞金品」などを指しているのです。
競馬や競輪といったスポーツの結果に対してお金を賭けるものが含まれています。
そのため、スポーツベッティングも一時所得となると判断することが可能です。
この一時所得は、利益が50万円以下であれば税金がかからなくて済むという、特別控除の対象になるというメリットがあります。
ただし、プレイ金額や賞金が高額だった場合にはデメリットもあるため、場合によっては雑所得と分類した方が有利と言えます。
雑所得とは?
所得は性質により10種類に分類されるとお話しましたが、他の9種類のいずれにも分類されない所得のことを、雑所得に分類します。
オンラインカジノの賞金、スポーツベッティングの賞金というのは雑所得に分類される可能性があります。
一時所得、雑所得のいずれも、獲得した賞金からプレイした金額を引いて計算を行います。
先述の通り、一時所得においては引くことが出来るプレイ金額が限られるケースがありますが、雑所得においては全額を差し引くことが可能となっています。
そのため、所得金額は低くなりやすいですが、特別控除はありません。
スポーツベッティングの税金を払わないとどうなるの?
スポーツベッティングの税金を払わないでいることは、「脱税」となります。
もちろんスポーツベッティングのみではなく、オンラインカジノなどのギャンブルで、支払いの必要がある税金を払わないのは脱税となり、罰金もしくは懲役が科せられるかもしれません。
また、スポーツベッティングで獲得した賞金は、現金化する際に日本の銀行に送金するため、記録に残ります。
そうすると、税金を納めなかった場合にはすぐにバレてしまうと考えてください。
パチンコなどのギャンブルも納税は必要ですが、実際に納税している人が少ないのは、やり取りが現金で行われるために記録が残らず、バレにくいからです。
スポーツベッティングにおいても、そういった方法を取ればバレにくくなるのではと考える方がいるかもしれません。
しかしそういった方法は存在せず、また仮にあったとしても、万が一バレてしまった場合には、悪質な脱税とみなされ、重いペナルティを科せられる可能性があります。
きちんと納税するのが良いです。
賞金は納税し、スポーツベッティングを楽しむ!
スポーツベッティングは、熱くなれるギャンブルです。
勝った際にはきちんと納税を行い、正しくギャンブルを楽しみましょう。